VIVANTナース

Vol.23(精神医療センター)

WORK

入院中の児童が自分らしく過ごせるように

看護師となり25年となります。看護師になって良かったと感じる時は、患者さんが笑顔で退院される時です。現在、児童思春期病棟で勤務しており、子ども達のエネルギーに圧倒されながら、関わることの難しさを感じた3年間です。
児童・思春期病棟では、様々な治療プログラムがあります。レクレーション、机の時間、わかば会などの集団活動を通して、社会性の獲得や治療へのモチベーションを保つことができるように、寄り添っていく必要があります。
子ども達がたくさんの経験を積んで地域に帰る姿を想像しながら、その子(自分)らしく居れるような環境を提供できるように、根気強く関わっていきたいと思います。

精神医療センター 主任看護師
福川さん

長崎県精神医療センター

LIFE

「ふかせ釣り 難しいから 面白い」を知って夢中に!

プロの釣り師・鵜沢政則氏から「ふかせ釣り 難しいから 面白い」という言葉を色紙に頂きました。20年以上前に、長崎県に入職して間もなく夢中になった“ふかせ釣り”は、仕事の支えとなりました。
“ふかせ釣り”とは、海中で刺し餌と撒き餌を同調させ喰わせる釣り方で、狙う魚は磯の賢者と呼ばれるクロです。風、波、潮の影響を受ける中で、刺し餌を撒き餌と同調させるのは極めて困難です。クロは賢く、撒き餌は食べても刺し餌は見極めて避けることもあります。
長年の試行錯誤の末、「同調」に加えて「同動」が重要だと気付きました。撒き餌と刺し餌が同じ動きで落ちていかなければ、クロは警戒して喰ってこないのです。2年かけて自作のウキを完成させ、20年かけて自分のスタイルを確立しました。それでも自然の中では思い通りにならないことの方が多いです。次の休みは釣りに行こう。色紙を見ながら思いを馳せます。

精神医療センター
久保田さん

長崎県精神医療センター

Vol.22(奈留)

WORK

二次離島ナースとして、島外搬送にも対応し“しま”の看護を継続!

奈留医療センターは、五島の二次離島の小さな奈留島にあります。入院病床19床、透析室、外来診療等を行っています。当センターで治療が困難な重症患者さんは、隣の島の五島市にある五島中央病院へ海上タクシーで搬送するか、長崎医療センターへヘリ搬送となります。時には、海上保安庁の船で本土(長崎)まで搬送することもあります。

そのため私達看護師は、いつ搬送を要するかわからない状況もあり、天候の心配しながら仕事しています。海上タクシーでの搬送の時、看護師は搬送セットのバッグを持ち、大時化の時は酔い止めを飲んで、患者さんに付き添って行きます。

このように、他病院への搬送や重症患者の救急来院した際は、多くの人手を要する為、スタッフ同士の助け合いや他部署とのコミュニケーションを日頃から大切にしています。毎年、奈留島で行われる綱引き大会にもスタッフみんなで出場し、盛り上がりました。こんな奈留島のイベントにも参加しながら、スタッフみんなで頑張ってます。

奈留医療センター
看護師のみなさん

LIFE

4人の子供達の母として、仕事と子育て奮闘中

家庭に戻ると4人の子供の母親へ切り替わり、休日は、家庭菜園やガーデニングを楽しみ、趣味程度で自給自足しています。夏休みor春休みには、奈留島を出て家族旅行へ行き、仕事のストレスもリフレッシュできています。

そんな子供達は、小さい頃からバタバタとした生活を送っているのにも関わらず、3人の子供は「お母さんみたいに看護師になりたい」と、夢と希望を持って勉強にも励んでいるので、とても嬉しく思っています。

今、私は子供達の笑い声があるからこそ、頑張って離島ナースで働けています。

奈留医療センター
原塚さん

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